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ADDPの活動の様子をご紹介します

ラオスブライドサッカーの基盤形成プロジェクト 中間報告

2016/07/07 15:22:07

ラオスブラインドサッカー事業の中間報告ー視覚障害者に大好評!練習の定期化サポート開始!

ラオスブラインドサッカー事業進捗状況(3月〜6月)JICSプロジェクト


              特定非営利活動法人アジアの障害者活動を支援する会
                                    ADDP
1. 事業の進捗状況
(ア) ラオス視覚障害者団体関係各所との調整
ブラインドサッカーの活動をラオスで円滑に進めるために、まずは各関係各所の情報取集を行った。カウンターパート先となる教育スポーツ省生涯スポーツ局からは本事業の活動認可を取得した。また、ラオス視覚障害者協会に対しても本プロジェクトの事業を説明し、所属する障害当事者の生活環境、スポーツへの意識調査、ブラインドサッカーへの興味について聞き取りを行った。プロジェクトへの賛同を頂き、協会に登録されている当事者に対して告知をして頂くことになった。また、ラオス障害者協会にも事業の説明を行い、事業の賛同を得られるとともに、事業告知の協力を得られることとなった。
以上の団体との連携を深めるとともに、ビエンチャンにあるブラインドマッサージ店3店舗や国立リハビリテーションセンター盲学校の障害当事者の生活状況やブラインドサッカーのニーズ調査を行い、練習環境のプランニングを行った。特に、指導者候補であるラオスリハビリテーションセンター盲学校教師のチゴン氏と、視覚障害当事者の代表の方とは、練習のプランニングや選手への告知方法について綿密な協議を行った。

(イ) 練習環境の設定

場所
当事者の意見を下に、リハビリテーションセンター前のノンチャンサッカー場で練習を行うことに決定した。選定の理由は、市内の中心地で各当事者が住む地域からあまり離れていないためである。

人材
コーチとして盲学校教師のチゴン氏が着任することになった。さらに、コーチやアシスタント候補の適任者を探し中である。また、ボランティアの募集も同時に行っている。

用具
日本ブラインドサッカー協会(JBFA)から、公式球を5つ購入した。壁、アイマスク、ミニゴールなど順次手配を行っている。

曜日、時間
ほとんどの選手はブラインドマッサージや楽器演奏で働いているため、都合の良い曜日や日時を選手間の間で調整している。

(ウ) 練習開始 6月11日より
現時点で(6月22日)までに全体練習を2回実施した。

第一回練習 6月11日 参加人数16名
練習目的 ブラインドサッカーを知る、練習に慣れる、基本動作を覚える

第二回練習 6月18日 参加人数11名
練習目的 基本動作を覚える、ボールコントロール、ドリブル練習

参加者は以前から独自にサッカーが好きで技術を身につけてきた選手が多く、運動神経のいい選手も見られた。しかし、ブラインドサッカーの規則に沿って練習をすることは初めてのため、正確な技術の習得はまだの状況である。練習自体に持慣れていないため、まずは練習を楽しみながら、技術を学べるように練習メニューを立てている。

(エ) マニュアル作成
現在、指導実践と指導者養成を行っている。また、その指導実践を踏まえながら、ラオス版の簡易マニュアルを現在作成中である。

(オ) 情報発信
チラシ、ポスターを作製
練習観覧者向けにブラインドサッカーの紹介チラシを作製した。各関係団体の掲示板やブラインドマッサージ店において現在掲載予定である。

Facebookページ開始
ラオス国立大学の情報ビジネス系の教師や視覚障害関係者と協議の結果情報発信ツールの方法として、ラオスで最も利用されているFacebookを利用することになった。
5月下旬にラオスのブラインドサッカーを紹介するFacebookページを作成し、定期的にブラインドサッカー情報や練習状況をアップしている。すでに、マレーシアのブラインドサッカーチームからコンタクトがあるなど、ラオスのみならず認知度は高まっている。

ラジオ放送告知案内
ラオス日本センター(Laos-Japan Human Resource Development Institute)の協力のもと、ラジオ放送の番組にブラインドサッカーの告知をして頂くことが決まり、7月から放送開始予定である。

企業への営業準備
スポンサー獲得のための資料準備を現在進めている。

(カ) ASEAN PARA 2017
ラオス教育スポーツ省、ラオスパラリンピック委員会から、ブラインドサッカーの取り組みに理解を頂き、次回アセアンパラゲームの大会に参加する方向で調整が進んでいる。

2. 現時点までの問題点
(ア) 練習場までの移動費用負担
ほとんどの選手が、マッサージで働くか、または学生のため、練習場に往復する費用負担が生活を圧迫している。そのため、サポートがないと定期的な練習を継続できない状況である。その対策のため以下の3つの案の検討を行っている。
1. 企業へのスポンサー獲得
2. ブラインドサッカー事業とマッサージの連携による、収入向上
3. 選手の送迎サービス

(イ) コーチ候補
大会に参加するためのヘッドコーチを探しているが、サッカーの知識と障害者への理解がある指導者候補者が見つからず、現在、関係者の方々に適任者がいるかを探している状況である。