活動理念

ラオスとは?

ラオスは東南アジアに位置する人口650万人の、北に中国、西にミャンマー、東にベトナム、南にカンボジアとタイに国境を接する小さな内陸国です。

ラオスにおいて、社会統合・社会的自立の側面から障害を持った人々の生活を考えた時、まだまだ多くの障害者が家族の庇護の下で暮らしている人々が多い現状があります。

障害者自身がエンパワーされ、自立の意欲を持つことは重要ですが、なかなか障害者が働く場を持てずにいます。

理由としては、障害者の多くは農村地帯の貧困家庭出身であり、教育へのアクセスも地方ではバリアフリーが整っていないために、多くの障害者が教育を受けることをあきらめてしまっているからです。

職業訓練施設も少なく、就労・起業の機会も閉ざされてしまっています。

教育を受けてない障害者は尚更収入を得ることは難しい状況があり、障害者就労達成率はラオス全体でも2%にも満たないと言われています(※ラオス障害者協会(以下LDPAという)調査)。

自立したくても、機会に恵まれず、働く意欲を失くし挫折する若い障害者が後を絶ちません。

また、障害者の社会参加を促すスポーツ振興等の障害者のためのエンパワメントの機会も地方には少なく、そのため、ラオスにおいて、障害者の自立へのモチベーションは下がり、社会性を磨くための社会参加の機会もなく、地方在住の障害者の就労意欲の増進に繋がらないという悪循環が起こっています。

私たちの任務

(特活)アジアの障害者活動を支援する会は、アジア諸国とりわけラオスにおいて、機会に恵まれず尊厳を失われている障害を持つ人々が、自らの可能性と持てる力を最大限に活かして、障害を持つ人が活き活きと社会の一員として自立するための支援を積極的に行っています。

支援の両輪は「障害者スポーツの振興」と「就労に関わる支援」であり、障害者スポーツにより障害者の社会参加を促し、スポーツにより自立意欲の高まった障害者に対して、就労支援や職業訓練支援等を提供し、社会自立へと導きます。

当会は障害当事者の力を信じ、彼等が自らを、そして障害を持つ仲間達をエンパワメントし、力強い存在になれるよう共に歩むことに努めています。

私たちの希望

ラオス及びアジア全域の障害者が自分に自信を持ち、社会的自立ができ、社会の一員として活き活きと自分の人生を生きることができる、そんな障害者を増やしていきたいと願っています。

現地のニーズ―障害当事者と協働する事業構築―

現地の障害当事者のニーズに耳を傾け、その希望にあったプログラムを計画するよう努めています。

また既存のプログラムにこだわらず、当会の独自のアプローチで今までにない障害者支援を行っています。

当会の裨益者は「今までの支援の取り残されてきた最も機会を閉ざされてきた社会的弱者である障害当事者です。

必要とされている支援を必要としている人に届けるために、当会専門家と共に知恵を絞り、障害者の社会参加を促すために最適な障害者スポーツ振興と就労・起業機会創出と収入向上プログラムを中心に障害者をエンパワメントするための様々な支援を包括的に行っていきます。

ADDPのユニークな職業訓練

当会ADDPが得意とする支援は「独創性に富んだ支援」。

職業訓練という名の国際協力はいたるところで提供されています。

ラオスでも障害者に向けた職業訓練学校というものが首都ビエンチャンに存在します。

しかしなぜ、障害者の就労率が低いままなのでしょうか?

それは「生きたビジネスを学ぶ場」がないからだと当会は考えます。

例え、通常の職業訓練を経て技能を習得したとしても、その技能を「実践する場」がなければビジネスの能力は養われません。

そのため当会が大事としている職業訓練とは「ビジネスの場を提供する」、すなわち「OJT」「仮想就労の場」の提供であると考えます。

そのOJTの場を併せて提供することで、障害を持つ研修生は実際の顧客とふれあい、顧客から学び、ビジネスを動かしていくということを肌で感じることができるのです。

当会の職業訓練は「仮想就労の場」を提供しながら、障害を持つ研修生が起業をしやすくするために独自のビジネス訓練を行っています。

障害当事者の就労及び障害者スポーツのロールモデルを作る

当会は10年以上障害者スポーツをラオスで振興してきました。その中で、障害者スポーツ選手の就労意欲が他のスポーツに関わらない障害者と比べてはるかに高いことが分かりました。

障害者スポーツアスリートの場合、ラオスではほとんど就労を達成しています。「働く意欲」と障害者スポーツは大いに影響し合っています。

そのため、彼等がラオスの障害者の「就労ロールモデル」としてラオスの地方都市を訪問し、自らの経験を自ら語ってもらい、更に地方の障害者をエンパワメントするためのセミナーやワークショップを開催しています。

そのために当会はできるだけ多くの障害者にスポーツに参加する機会を提供したいと考えています。